こんにちは。
ロコハンの新メンバーになりました、JAL客室乗務部のさえちゃんです。✈
美術館めぐりが好きで、展示室でぼーっと過ごす時間が、私にとっての至福です🖼
これからアートを軸にした発信も少しずつしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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さて今回は、「芸術祭」について。
みなさんは、芸術祭に行ったことはありますか?
実は、私はまだ一度も行ったことがありません。
「行ってみたいな」「いつかは」と思いながら、昨年の瀬戸内国際芸術祭も、見どころを調べただけで終わってしまいました…😨
日本で有名な芸術祭といえば、瀬戸内のほかに大地の芸術祭(越後妻有)などが思い浮かぶかもしれません。
直近の瀬戸内国際芸術祭では、来場者数が約108万人。
芸術祭はいまや、日本にすっかり根づいた文化イベントになっています。
実は日本では、大小あわせて100以上の芸術祭が、全国のどこかで開催されているそうです。今回はまず、「そもそも芸術祭って、何なんだろう?」 というところから考えてみたいと思います。
◆芸術祭とアートフェアは、別もの
よく混同されがちですが、芸術祭とアートフェアは目的が異なります。
アートフェア:ギャラリーがブースを構え、作品を「売る」ことが中心。マーケットが主役。
芸術祭(国際展):キュレーターの視点で構成され、都市や社会、歴史と結びつきながら、作品を通して「問い」や「視点」を提示する場。販売は主目的ではありません。
世界で最も歴史のある芸術祭は、イタリアで開催されているヴェネツィア・ビエンナーレです。
各国がパビリオンを構え、現代美術や建築を通して世界と向き合う、いわば「国際展」の原点のような存在です。
日本の芸術祭は、こうした海外の国際展を参照しながらも、そこから大きく枝分かれする形で、「地域と共にある」方向へ独自発展してきました。
◆日本の芸術祭は、なぜ「地域」と結びついたのか
日本の芸術祭は、海外の国際展を参照しながらも、独自の発展を遂げてきました。
その特徴が、「地域とともにある」という点です。
日本は島国で、海と山に囲まれ、地域ごとに風景も暮らしも大きく異なります。🌊
都市にすべてを集約しきれなかったからこそ、各地に濃い生活文化や記憶が残ってきました。そのため芸術祭と日本の地域色は組み合わせが良かったといいます。⛰
芸術祭では、多くの場合、アーティストが現地に滞在し、 土地の歴史や自然、人との関係そのものを素材にして作品をつくります。
普段はアトリエにこもって制作するアーティストにとって、土地や自然、そこに生きる人々との“格闘”は、最高の素材になります。
鑑賞する私たちも、旅の一部になる
芸術祭の面白さは、作品を見るだけでは終わりません。
私たち鑑賞者も、島を移動し、山を歩き、 地元の食堂でご飯を食べ、 偶然入ったお店で少し言葉を交わす。
そんな「その土地の日常」を体験しながら、作品と出会っていく。
旅行先で、地元の人と同じものを食べたときの、あのワクワク感に近いかもしれません。
芸術祭は、アートを通して、 土地そのものを味わう場でもあるのです。 いわゆる「アートツーリズム」と呼ばれる体験が、ここで立ち上がります。🌱
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最後までお読みいただきありがとうございました。💐
芸術祭について調べる中で、「その土地に暮らしながら作品をつくる」という営みが、とても興味深く感じられました。私たちにとっては見慣れた風景も、外部から来た作家の目には、まったく違うかたちで映るのかもしれません。そうした視点は、鑑賞者だけでなく、地元の人たちにとっても新たな発見となり、自分の町をもう一度肯定し直すきっかけになるのではないでしょうか。
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次回
華やかさの裏にあるもの
一方で、芸術祭には運営や継続の難しさといった課題もあるようです。
イベントとして終わってしまうのか、 それとも文化として地域に根づいていくのか。
こうした問いに、どう向き合っているのか——
次回は、2月に開催される三島芸術祭を取り上げて、考えてみたいと思います。🗻🌊


